今回取り上げるのはパソコン版だよ。
スマホ版は、Android版はGoogle Play ストアから、iOS版はAppStoreから
ダウンロードすることができるよ。
保険料控除についての入力も、いよいよ最後だよ。
ここまで、生命保険料控除と地震保険料控除、社会保険料控除の
入力をしたんだよね。
今回は、小規模企業共済等掛金控除(iDeCoなど)の入力をしていこう。
入力する社会保険料がない場合は、入力しなくて大丈夫だよ。
まず最初の欄は、「確定拠出年金に規定する個人型年金加入者掛金
(iDeCoなど)」って書いてあるね。
国や企業が将来の年金額を約束してくれる公的年金や企業年金
(確定給付年金)と異なり、加入者自身が運用する年金を、
確定拠出年金と呼ぶんだ。
老後のために、自分でお金の備えをすることができるのね。
個人型っていうのは何?
個人型とは、個人が掛け金を積み立てるもののことだよ。
3つ目の項目に、「企業型」というのがあるでしょ。
「確定拠出年金法に規定する企業型年金加入者掛金」という欄だね。
そう。この「企業型」との区別のために「個人型」と記載されている。
「企業型」は、厚生年金基金や確定給付企業年金のことだよ。
企業型の場合、事業主が掛金を拠出した分は控除対象にならない。
自分で拠出した金額分(マッチング拠出)だけが、控除対象になるよ。
「個人型」も「企業型」も、本年中に支払った金額は全額控除が
受けられるんだね。
2つ目に書かれている「独立行政法人中小企業基盤整備機構の
共済契約の掛金」は?
小規模企業共済法の規定によって独立行政法人中小企業基盤整備機構と
結んだ共済契約の掛金のことだよ。⇒保険料控除とは?
結んだ共済契約の掛金のことだよ。⇒保険料控除とは?
従業員が20名以下の個人事業主や経営者が加入できる共済で、
廃業、退職時などに必要になる生活費をあらかじめ積み立てておく共済制度だ。
本年中に支払った金額は、全額控除が受けられるよ。
4つ目の項目、「心身障害者扶養共済制度に関する契約の掛金」は?
心身障害者を扶養する保護者が死亡したり、障害をおってしまったりといった
万一のことがあったら、扶養されている心身障害者の生活は困ってしまうよね。
そうならないように、扶養されている心身障害者の生活の安定のために、
終身一定額の年金を支給する制度なんだ。
なるほど。
これも、本年中に支払った金額は全額控除が受けられるんだね。