さて、源泉徴収簿を使用した年末調整計算は、⑦、⑧まで
記入が済んでいたね。
うん。本年中の給与・手当等の金額①と税額②、
賞与等の金額④と税額⑥、金額の合計⑦と税額の合計⑧まで
記入したんだよ。
続いては、⑦の下の⑨「給与所得控除後の給与等の金額」欄を
書くよ。
どうすればいいの?
「年末調整のしかた」という手引きの82ページ以下に
「平成29年分の年末調整等のための給与所得控除後の給与等の金額の表」
というのが載っているでしょ。
本当だ。
この表に⑦の金額をあてはめて、
給与所得控除後の給与等の金額を導き出す。
ええっと・・・
⑦の金額は4,500,000だったから・・・
給与所得控除後の給与等の金額は、
3,060,000円になるね。
これを、⑨欄に記入すればいいんだね。
⑦の金額が651,000円未満の場合は、⑨はゼロ円になる。
また、⑦の金額が6,600,000万円以上の時は、「給与所得控除後の給与等の
金額」欄に算式が書かれているから、この算式に従って計算した金額を
⑨に記入するよ。
金額」欄に算式が書かれているから、この算式に従って計算した金額を
⑨に記入するよ。
算式って、これだね?
そうそう。
仮に、⑦が6,600,000円だった場合の給与所得控除後の給与等の金額を
出してみようか。
給与等の金額6,600,000円に90%を掛けて出した金額から、
1,200,000円を控除すればいいんだね?
簡単な算数だね。
・・・・・・
う、うさちゃん・・・
・・・よ、4,740,000円です・・・
なんだ、計算できるじゃない。
(よかった、あってた)
ちなみに、計算した結果出た金額に1円未満の端数がある時は、
これを切り捨てた金額が⑨の金額になるよ。
5,688,888.9円だったら、切り捨てて、5,688,888円になる。
なるほど!
ちなみに、「平成29年分の年末調整等のための給与所得控除後の給与等の
金額の表」は、去年(平成28年)のものから、ちょっとだけ変わっています。
(年末調整のしかた90ページの下図の部分)