ねぇぱんだちゃん。
今日上司がね、年末調整の是正がどうのこうのって話をしていたんだ。
年末調整の是正って、一体何なの?
是正というのは、誤りを直して正しくすることだよ。
つまり、年末調整を終えたら書類を税務署に提出するよね。
税務署のチェックで誤りが見つかると、修正してくださいと連絡が
くることがあるんだ。
なるほどね。それが是正なんだね。
例えば税務署から「扶養控除等の控除誤りの是正について」という
書類が送られてきたとしようか。
従業員の扶養控除に、誤りがあるっていう連絡だね。
扶養控除申告書は、従業員さんに記入してもらうよね。
年末調整はそれを元にして行うから、こういう是正の連絡が来ることもある。
ふむふむ。
税務署からの連絡内容、つまり、従業員ダレソレさんの、何年のどんな控除が
どう誤っているのかを確認して、その当時の年末調整で実際に行われた処理を
確認する。
当時の源泉徴収簿や扶養控除等申告書をチェックするんだね。
記載された年分だけじゃなくて、過去3年間の処理も確認するように
求められているよ。
3年間か・・・
もし指摘どおり誤りがあったことが分かったら、年末調整の再計算を行う。
追加納付する税額がある場合は、受給者、つまり該当する従業員さんだね。
その人から徴収して是正を行った年分の12月分として納付するんだ。
その人から徴収して是正を行った年分の12月分として納付するんだ。
間違っていなかったら?
税務署から送られてきた是正の連絡書類に、「適正」と書いて返信する。
従業員さん本人が確定申告をしていたなら、「何年何月何日に、どこどこ
税務署へ確定申告済み」と書いて返信する。
なるほど。是正が入ると、過去の調査をしなくちゃいけなくて大変なんだね。
毎年の年末調整で、誤りがないようにしっかりチェックしないとね。