会社で働いている人なら誰でも、年末調整を行う必要があるの?
年末調整の対象となる人は、12月に年末調整をする人と、
年の途中で年末調整を行う人によって、異なるよ。
ね、年の途中で年末調整???
12月の年末に行うから、年末調整っていうんじゃないの?
会社で働く人には色々な状況が発生し得るよね。
下記の人たちは、年の途中に年末調整をするんだ。
【1】 海外支店等に転勤したことにより非居住者となった人 |
【2】 死亡によって退職した人 |
【3】 著しい心身の障害のために退職した人 (退職した後に再就職をし給与を受け取る見込みのある人は除きます。) |
【4】 12月に支給されるべき給与等の支払を受けた後に退職した人 ⇒12月に退職する社員の年末調整はするべきなの? |
【5】 いわゆるパートタイマーとして働いている人などが退職した場合で、 本年中に支払を受ける給与の総額が103万円以下である人 (退職後その年に他の勤務先から給与の支払を受ける見込みのある人は除きます。) |
年の中途で退職した人で、【1】~【5】以外の人は、年末調整の対象には
ならないよ。
なるほど。
年の途中って、具体的にいつなの?
【1】非居住になる人は、その人が海外に出国する日までに、
【2】~【5】はそれぞれ退職時期に年末調整を行うよ。
12月に年末調整をする人はどんな人なの?
12月に行う年末調整の対象になる人は、
●会社などに1年を通じて勤務している人
●年の中途で就職し、年末まで勤務している人(青色事業専従者も含む) だ。
ただし、次の二つのいずれかに当てはまる人は、対象者じゃない=年末調整を
しないよ。
《1》 1年間に支払うべきことが確定した給与の総額が2,000万円を超える人 |
《2》 災害減免法の規定により、その年の給与に対する所得税及び復興特別所得税 の源泉徴収について徴収猶予や還付を受けた人 |