国税庁が公開している年末調整アプリ、「令和4年分年末調整控除申告書
作成用ソフトウェア」の使い方を見ていこう。
今回取り上げるのはパソコン版だよ。
スマホ版は、Android版はGoogle Play ストアから、iOS版はAppStoreから
ダウンロードすることができるよ。
今回も、保険料控除について入力する画面を見ていくよ。
ここまで、生命保険料控除と地震保険料控除の入力をしたんだよね。
今回は、社会保険料控除の入力をしていこう。
入力する社会保険料がない場合は、入力しなくて大丈夫だよ。
保険料控除申告書の「社会保険料控除」の対象になるのは、
国民健康保険の保険料や国民健康保険税だったよね。
⇒保険料控除とは?
そうだね。会社のお給料から天引きされた分以外に、今年支払った、
または支払う予定の社会保険料の金額を書くよ。
記入した金額の全額が控除の対象となるよ。
「+社会保険料情報を追加する」ボタンを押したら、電子データの
インポート画面になったよ。
保険会社から配布された電子データ版の控除証明書があり、
それを読み込みたい場合は、「証明書の電子データをインポートする」
を選択して「次へ」へ押すよ。
「利用する電子データを選択」ボタンを押して、
読み込むファイル(.xmlファイル)を選択して「次へ」ボタンを押そう。
「!修正ボタンを押して、入力して下さい」と書かれている欄があれば、
項目左端にある「修正」ボタンを押して、追加で入力しよう。
入力する内容が分からないときは、控除証明書を確認しよう。
ふむふむ。できたぞ。
続いて、電子データについて「インポートしない」を選んだ場合だ。
情報を手入力していくよ。
「入力完了」ボタンを押すと、先の画面に戻るよ。
入力した内容が表示されるから、間違いがないことを確認しよう。
社会保険料情報も、最大20件まで登録できるんだね。
追加するときも「+社会保険料情報を追加する」ボタンを押してね。
家族の分の社会保険料を支払った場合も控除の対象になるんだよね。
国民年金を、2年分とか、3年分とか、まとめて支払った場合はどうなるの?
本年中に支払ったものであれば、過去の年分のものであっても、
今年の社会保険料控除の対象になるよ。
気をつけたいのは、子供が独り暮らしを始めて生計を一にしなくなった
けれど、その子供の国民年金保険料は自分が支払っている、というような
ケースだ。
どうなるの?控除受けられるの?
社会保険料控除を受けられるのは、居住者が、自己、または、
自己と生計を一にする配偶者、及び、その他の親族の負担すべき社会
保険料を支払った場合と決められているんだ。
自己と生計を一にする配偶者、及び、その他の親族の負担すべき社会
保険料を支払った場合と決められているんだ。
「自己と生計を一にする配偶者・その他の親族」に該当するかどうかは、
国民年金保険料を支払った時点で判定する。
だから今年、子供と生計を一にしていた期間に支払った
国民年金保険料についてのみが、本年分の社会保険料控除の対象になるよ。
なるほど。